「朗読者」

テレビのＣＭで気になって、
映画を見たいとは思わなかったが
本は読んでみたくて、買って読んだ。

これは私の感想だけど・・・
時代が関係してくるのだが、
全く考えずに読んでいたので
急に時代背景が出てきたように感じ
違和感を感じた。

大人になって「アンネの日記」を読んだ私は
かなりの衝撃と、恐怖を感じていたので
「朗読者」の中に、同じ時代が出てきたのは
嫌だった。







朗読・・・ではないけど、カセットテープに声を吹き込んで交換していたことがあった。

手紙交換していた人から、突然テープが送られてきた時にはびっくりした。

「思いで作りはもう・・・」

言葉の一つを覚えている。





最初は送られて来たので、Ｂ面に私の声の手紙を吹き込み送る。


次は私が新しいテープに吹き込み、相手からの返事をもらった。

自分から送れば、戻ってきたテープは自分のものになる。

テープは２回だけで、お互いに１本ずつ持っていることになる。



そのテープは、どこかにあるかな？
数年前に捨てたような気もする。




私がその人の家に遊びに行った時
壁に掛けられたカセットテープレコーダーには
私の「声の手紙」が入っていて
私の声を聞いていてくれたのがわかった。