古い商店街のかばん屋で働くことになった。
店の間口は小さいが奥行きがあり、倉庫がわりのバックヤードはこれでもかっというほど長い。
入ったばかりの私は何をしたらいいのやら？

昼休みになりご飯を食べに外に行く。
ご飯屋さんはなぜかよく知る店。

気がつくと病院にいた。
検査着で医院長室にいる。

検査をするわけでもなく医院長と雑談。
何度か看護師が医院長室に出入りしては、さりげなく私をチェックする。

なんだろう、この状況。


医院長が少しの時間部屋を出ていった。
すると看護師が４、５人入って来て

あなたが新しい愛人？
あなた今別の人の愛人してるでしょ？
ブログみたわよ、ほら。

見せられたブログは知らないもの。

あなた小学生のお子さんいて生活に困っているから愛人してるの？
しかもかけもちする気？

身に覚えのない質問をあれこれ…

すると医院長が部屋に戻ってきて看護師たちはいなくなった。


医院長にガラス張りの壁の方に来るように言われる。
身体が接近してきたので笑顔ですり抜ける。
愛人になんてならないし。

床が動き出し下の階に移動した。
下の部屋には総医院長がいた。
私をみてもあまり反応はない。
こんな状況に慣れている感じ。

医院長が総医院長の机の上に私宛の診断書とお金を置いた。
金額は１２万円。
お金の名目は聞き取れなかった。

いいんじゃない。と総医院長。

私の意志なんてなし？


また上の階の医院長の部屋に戻った。

愛人契約書を渡された。
マンションを用意した。
住まなくてもいいが、私が行くときはいて欲しい。
毎月お金は渡す。



訳のわからないまま病院を出たが、私が持ってきたカバンがない。
財布も携帯もない。

病院に戻ろうとしたが、契約書と一緒に手紙をもらったことを思い出した。
手紙には

カバンも財布も新しいのを買ってあげる。
スマホも契約しよう。


そうか…だから何も持っていないのか。


途方に暮れる。

調子に乗る。

というか。

専用。

凄い。

ラッシュ（笑）

え？

怖かった。

本当に怖かった。